家庭用の

 今、家庭でミシンを日常的に使っている人はどの程度いるでしょう。昔は、母親が布地を買って、子供に手製の服を着せるということがあったけれども、今はあらゆるタイプの既製品が売られて、家庭で服を作るということ自体がなくなってきました。また、服が破れたり修理が必要だったりしても、安い既製品が出回り、修理をするよりも、新しく買い換えたほうが、手間がいらず安上がりなのが現状かもしれません。

 そのため、本来の洋服を縫うという作業より、ちょっとした小物を作ったり、趣味のための道具として使用されることのほうが多いようです。1960年代までは、足踏み式が主流だったけれど、その後電動式のものが出始め、どんどん小型化されていきました。最近のミシンはコンピューター制御で、難しい刺繍が簡単にできたり、ボタン1つで動かすことができたり、カッターナイフの機能が付いていて、端の始末もキレイに仕上げることができるようになりました。コンパクト化に伴い、さまざまな機能が付いているにも関わらず、値段もかなり廉価になっています。

 日常的に使うことは少なく、趣味のためや雑巾を縫うためだけでも、必要なものである以上、良いミシンを選ぶための知識は必要でしょう。安価であれば良いというものではないし、使い道に応じて必要な機能が付いているか、たとえ年に数回しか使わないものであっても、耐久性や消音設計がなされているかなど、しっかりと見極めた上で、自分に合ったものを選ぶことが大事でしょう。