中田カウスさんが勝訴

吉本興業の子会社「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」(大阪市)に所属する漫才師の中田カウスさん(63)が、暴力団幹部と交遊関係があるとする「週刊現代」の記事で名誉を傷つけられたとして、発行元の講談社と当時の編集長に計5500万円の損害賠償などを求めた訴訟で、大阪地裁は26日に名誉毀損を認め、同社側に220万円の支払いを命じる判決を言い渡しました。

同誌は2011年11月26日号と同12月10日号で元警察官や元漫才師の証言を交え、カウスが「吉本興業の元社長中邨秀雄氏に対する恐喝事件の犯人」「島田紳助氏に山口組五代目組長を紹介した」などと報道。これに対し所属の吉本興業は「いずれも、このような事実はありません」と否定していました。
訴訟でカウスさん側は、同誌から取材も受けていないとし、「タレントとしての社会的評価を著しく低下させた」と主張。講談社側は、記事の内容は事実で裏付け取材も十分だった、などと反論していましたが、西田隆裕裁判長(増森珠美裁判長代読)は判決で、十分な裏付け取材が行われたとの証拠はないとし、「記事の主要部分は真実と認められず、(同社側が)真実だと信じた相当の理由があるとも認められない」としました。

講談社は「取材源を明かすよう求められたが断固として拒否したため、不当な判決になった。控訴を検討する」としていますが、これを認めたらどんな捏造記事も書き放題でしょう。